「英語漬け」のはずが、日本語で1日が終わる——なぜ起こるのか
お子さんの夏休みに海外経験をさせたいと考えて、「海外 サマーキャンプ」「サマースクール 小学生」と検索する。すると、たくさんの魅力的なプログラムが見つかります。
ところが、参加したご家庭の感想として少なくないのが、「参加者のほとんどが日本人で、休み時間はずっと日本語だった」という声です。
これは、プログラムの質が低いから起こるのではありません。
仕組みを分解すると、起こるべくして起こっていることが分かります。
理由1: 多くは「語学学校が主催する国際コース」である
検索で見つかる海外サマーキャンプの多くは、現地の語学学校や教育事業者が休暇シーズン向けに開催する「留学生向けコース」です。
つまり教室にいるのは、現地の子どもではなく、世界各国(そして特に日本)から来た留学生。
「海外で学ぶ」ことはできても、「現地の子どもたちの中に入る」体験とは別物です。
理由2: 日本の長期休みに合わせた日程に、日本人が集中する
日本の夏休み(7月下旬〜8月)に合わせて日本の窓口経由で集客されるコースには、当然ながら同じ時期に日本からの申し込みが集まります。
結果として、「国際色豊か」とうたわれていても、その週の教室は日本人比率が非常に高い、ということが起こりやすくなります。
理由3: パンフレットの「国際色」と、あなたが行く週の「実際」は別
プログラム全体の年間実績としては多国籍でも、「あなたのお子さんが参加するその週」の顔ぶれは、時期によって大きく変わります。
各国の学校休暇の時期はずれているため、日本の夏休みのピーク(7月末〜8月)は、どうしても日本からの参加者が多くなりがちです。
パンフレットの数字ではなく、「参加予定の週の見込み」を確認することが大切です。
そもそも「現地の子どもと同じ教室」は、簡単ではない
「それなら語学学校ではなく、現地の普通の学校に入ればいいのでは?」と思われるかもしれません。ただ、これが簡単ではないのです。
- 多くの国で、現地の学校は短期の受け入れをしていない。1〜2週間だけの受け入れは学校側の負担が大きく、通常は窓口がありません。
(ニュージーランドのように留学生の受け入れが制度化されている国もありますが、その場合も学校選び・時期・手続きの見極めが必要です) - 日本の長期休みは、現地の学校も休みのことが多い。北半球の国では、日本の夏休みは現地の学校も夏休み。通いたくても「通常授業」そのものがありません。
多くのプログラムが「語学学校型」になるのは、この2つの制約があるからです。
裏を返せば、「長期休み中も通常授業がある学校」に「短期で受け入れてもらう」ルートを持っているかどうか。
これが、プログラム選びの大きな分かれ目になります。
「うちの子の場合はどうなる?」を、説明会で直接聞けます
無料オンライン説明会を見てみる申し込む前に確認したい、5つの質問
どのプログラムを選ぶにしても、申し込み前に運営者へ次の5つを確認しておくと、「思っていたのと違った」をかなり防げます。
- 参加者の国籍構成は?——「国際色豊か」ではなく、直近開催回の実際の日本人比率を聞いてみましょう。
- 受け入れ先は「語学学校」か「現地の学校」か?——留学生向けコースなのか、現地の子どもが通う学校に入るのかは、体験の質が根本的に違います。
- その期間、受け入れ先は通常授業をしているか?——休暇中の特設プログラムなら、現地の子どもは基本的にいません。
- 現地で日本語で相談できる相手はいるか?——英語に自信がない場合、トラブル時に日本語で頼れる相手がいるかどうかで、安心感が大きく変わります。
- 費用に何が含まれ、何が別途か?——授業料のほか、宿泊・航空券・現地での移動などがどういう扱いかを事前に確認しましょう。
「たった1週間では意味がない」は本当か
短期プログラムを検討すると必ず出てくるのが、「1〜2週間で英語力なんて伸びないのでは?」という疑問です。
正直にお答えすると、1週間で英語がペラペラになることはありません。
それは長期留学でも同じで、言語の習得には時間がかかります。
では、短期留学の価値はどこにあるのか。
私たちは、「英語を学ぶ」ではなく「英語で暮らす世界を体験する」ことだと考えています。
周りに日本語が通じない教室で、身ぶりと単語で友だちを作ろうとする1週間。
それは、机の上の英語学習では得られない「英語を使う理由」をお子さんの中に残します。帰国後に英語学習への姿勢が変わった、というのは参加されたご家庭からよく伺う変化です。
ただし、この価値は「周りに日本語が通じない環境」であってこそです。
参加者の大半が日本人の環境では、1週間はただの海外旅行に近くなってしまう——だからこそ、この記事で書いてきた「誰と過ごすプログラムなのか」の確認が重要になります。
「現地の通常校に入る」という選択肢もある
aini海外短期留学は、この「個人では手配のハードルが高い現地校」への短期受け入れを実現しているプログラムです。
ポイントは2つあります。
- 現地で長く子育てをしてきた在住日本人のつながりを通じて、学校と直接信頼関係を築いていること。
- 「日本の長期休み中も授業がある学校」を選んでいること。たとえば南半球のニュージーランドは日本と季節が逆なので、日本の夏休み期間も現地の公立小学校は学期中です。
だから、語学学校ではなく「現地の子どもたちが毎日通っている教室」に、短期で入ることができます。
国ごとのプログラムはこちらから確認できます。
いずれも、現地在住日本人によるサポートがあります。
「親子とも英語はこれから」というご家庭こそ、安心してご参加いただけます。
よくある質問
A. はい。現地に長く暮らす日本人によるサポートがあるので、学校とのやり取りや現地での困りごとを日本語で相談できます。英語に自信がないご家庭こそ、安心してご参加いただけます。
A. メインのプログラムは小学生以上が対象です。2〜6歳の未就学のお子さん向けの親子プログラムも3カ国でご用意しています。
A. 国と時期によります。南半球のニュージーランドは日本の夏休み期間も学期中ですし、マレーシアのように日本の長期休み中も授業がある学校への短期受け入れをアレンジできるケースもあります。詳しくは説明会でお子さんの学年・ご希望時期に合わせてご案内します。