2027年の春休みは、いつからいつまで?
公立小学校の春休みは、修了式の翌日に始まり、始業式の前日に終わります。
つまり「何月何日から」は、自治体と学校によって数日ずれます。
目安としては、3月24日〜26日ごろに修了式、4月6日〜8日ごろに始業式という学校が多くなります。2027年も同じころになる見込みですが、確定した日付は学校のカレンダーで確認してください。
確認先は、だいたい次の2つです。
- 学校が配る年間行事予定表。翌年度分は12月〜2月ごろに固まる学校が多いです。
- 自治体の教育委員会サイトに載っている学期の区分。年度をまたぐ前でも公開されていることがあります。
「春休みの全部」は使えないと考えておく
ここが計画の分かれ目になります。
春休みは2週間弱ありますが、その全部を渡航に充てられる家庭はほとんどありません。修了式の直後は荷物の持ち帰りや通知表の確認があり、始業式の直前は新学年の準備が入るためです。
現実的な組み方はこうなります。
- 1週間の滞在——春休みの中に無理なく収まります。前後に予備日も取れます。
- 2週間の滞在——春休みをほぼ使い切ります。帰国が始業式の直前になりやすく、時差の回復日が確保できません。
2週間で行きたい場合は、春休みの前後に数日だけ学校を休ませる判断が必要になることがあります。
その進め方は学校を休ませずに留学する方法で詳しく書いています。
出発までの逆算スケジュール(6か月前から当日まで)
2027年3月下旬の出発を想定した場合の、月別の目安です。
1週間ずつ遅れても致命的にはなりませんが、申し込みと航空券の順番だけは動かさないでください。
| 時期 | やること | なぜこの時期か |
|---|---|---|
| 6か月前 2026年9〜10月 | 説明会や資料で、国と時期の当たりをつける。候補を2つまで絞る | まだ申し込む段階ではありません。この時期に情報を集めておくと、枠が埋まる前に動けます |
| 5か月前 10〜11月 | 家族の日程を確定する。保護者の休暇申請、きょうだいの予定、日本の学校行事の確認 | 日程が決まらないと学校も決められません。ここがいちばん時間がかかります |
| 4か月前 11〜12月 | 国と学校を決めて申し込む。事前確認シートを提出する | 現地校の受け入れ枠は限りがあり先着順です。春の枠は秋から埋まり始めます |
| 3か月前 12〜1月 | 受け入れが確定してから航空券と滞在先を手配する。パスポートの有効期限を確認し、必要なら申請する | 学校側の都合で週がずれることがあります。先に航空券を取ると変更手数料がかかります |
| 2か月前 1〜2月 | 海外旅行保険に加入する。入国手続きの要件を確認する。日本の学校の担任へ相談する | 保険は学校側から加入を求められることがあります。学校への相談は早すぎても情報が古くなります |
| 1か月前 2〜3月 | 持ち物をそろえる。英語の下ごしらえを始める。渡航前のオンライン顔合わせに参加する | 英語の準備は長くやっても効果が積み上がりません。直前の1か月で十分です |
| 出発直前 3月 | パスポート・航空券・保険証券のコピーを分けて持つ。現地の連絡先を紙で持つ。到着日の予定を軽くしておく | スマートフォンが使えない状況を1つ想定しておくと、初日の不安がかなり減ります |
この表で一番大事な行は、3か月前です。
受け入れが確定する前に航空券を買わない——これだけで、想定外の出費のほとんどを避けられます。
英語の準備:短い滞在でいちばん効くのは「教室で使う言葉」
「今から英会話教室に通わせたほうがいいですか」。これは説明会でも検索でも、いちばん多い質問です。
正直にお答えすると、短期留学のために急いで通い始める必要はありません。半年通っても会話ができるようにはなりませんし、1〜2週間の滞在の成否は、英語力では決まらないからです。
では何が効くのか。
現地の教室で子どもが本当に困るのは、「英語が話せないこと」ではなく、「困ったと伝えられないこと」です。
覚えていくと役に立つ10のフレーズ
意味を訳して覚えるのではなく、場面とセットで覚えてください。
- Can I go to the bathroom?
- トイレに行きたいとき。最優先で覚える1つ
- I don't understand.
- 分からないとき。黙っているより確実に助けてもらえます
- Can you say that again?
- もう一度言ってほしいとき
- What page?
- どのページか分からないとき。教科書を開けずに固まるのを防げます
- Where do I sit?
- 席が分からないとき。初日の朝に必ず使います
- Can I join?
- 休み時間に遊びに入れてほしいとき
- Can you help me?
- 手伝ってほしいとき
- I'm done.
- 作業が終わったとき。次の指示をもらえます
- How do you say this in English?
- 言いたい言葉が出てこないとき
- Thank you. / Sorry.
- この2つがあるだけで、周りの子の受け止め方が変わります
覚え方のコツは、机に向かわないことです。
台所で「トイレ行っていい?を英語で言ってみて」と聞く、出かける前に1つだけ言わせる。この程度で十分に定着します。
耳を慣らすなら、1日10分でいい
現地の子ども向けの動画やアニメを、字幕なしで流しておく。それだけです。
目的は聞き取れるようになることではありません。英語の音が流れている状態を、居心地の悪いものにしないことです。
初日の教室で音の洪水に固まってしまう子と、そうでない子の差は、たいていここにあります。
保護者の準備は、会話力より「書いて確かめる」姿勢
先生とのやり取りで必要になるのは、流暢さではありません。
持ち物や時間の確認を、口頭だけで済ませず翻訳アプリで文章にして見せる。これだけで、聞き間違いによるトラブルはほぼなくなります。
英語に不安があるご家庭の考え方は、親も子も英語が話せなくても親子留学はできる?にまとめています。
逆に、やらなくていいこと
- 単語帳・文法のドリル——1〜2週間の滞在で使う場面がありません。直前の詰め込みは、出発前の子どもを緊張させるだけです。
- 帰国後の英語力テスト——短期で伸びるのは英語力ではなく、英語を使う理由のほうです。ここを測ろうとすると、親子ともがっかりします。
「うちの子の年齢と日数だと、春休みはどこが現実的ですか?」を説明会で直接聞けます
無料オンライン説明会を見てみる直前に慌てないための5つ(パスポート・入国手続き・保険・航空券・学校)
どれも難しい手続きではありませんが、気づくのが遅いと選択肢がなくなるものばかりです。
1. パスポート——今日、有効期限を見てください
すでにお持ちでも、渡航先ごとに必要な残存有効期間の条件が違います。「まだ期限内だから大丈夫」と思っていたら条件を満たしていなかった、というのがよくある詰まり方です。
これから取る場合の注意点は2つです。
- 12歳未満のお子さんは、5年間有効の旅券のみの申請になります。
- 受け取りは本人が窓口へ行く必要があります。お子さんの予定も押さえてください。
申請から受け取りまでは1週間前後が目安ですが、年度末は窓口が混みます。出発の3か月前に着手すれば余裕を持てます。
2. 入国のための事前手続き
ニュージーランドは、渡航前にオンラインでの入国許可(NZeTA)の取得が必要です。
マレーシアも、到着前のオンライン登録を求められる場合があります。
いずれも制度や名称は変わることがあります。申し込みが確定した時点で、渡航先の公式情報を必ず確認してください。
出発の1か月前には済ませておくと安心です。
3. 海外旅行保険は必ず入る
お子さんが現地の学校で過ごす以上、保険は必須と考えてください。学校側から加入を条件にされることもあります。
クレジットカードに付帯している保険で済ませようとする場合は、次の3点を確認してください。
- 補償される期間——出発から一定日数までしか対象にならないものがあります。
- 家族が対象かどうか——カード本人だけが対象のことがあります。
- 利用条件——旅行代金をそのカードで支払った場合のみ有効、という条件が付くことがあります。
4. 航空券を買う順番
安いうちに押さえたくなるのは自然な気持ちです。
ただ、現地校の受け入れは学校の年間予定に左右され、希望した週が1週間ずれることがあります。
先に航空券を取っていると、変更手数料と差額で数万円が飛びます。プログラム費を節約した分が消えてしまう、というのはよくある話です。
受け入れが確定してから取る。この順番だけ守ってください。
5. 日本の学校への相談は、決まってから
相談が早すぎると「まだ決まっていないなら、また教えてください」で終わってしまいます。逆に直前だと、担任も学年の予定を動かせません。
ちょうどよいのは、申し込みが決まった段階(出発の3〜4か月前)です。
春休みの期間内に収まるなら、基本的には報告だけで済みます。
前後に平日がかかる場合は、出席の扱いが自治体・学校で異なるため、担任に確認してください。
なぜ春休みなのか——現地の学校暦から見た背景
ここからは仕組みの話です。背景を知りたい方だけ読んでいただければ十分です。
日本の長期休みは、多くの国で現地も休み
日本の夏休みにあたる7〜8月は、北半球の多くの国で現地の学校も夏休みです。
つまり「現地の子どもが普通に通っている教室に入る」ことが、そもそも成立しません。この時期の募集の多くが語学学校やサマーキャンプの形をとっているのは、そのためです。
春休みは、南半球が学期のまっただ中
ニュージーランドは日本と季節が逆で、1月末から2月にかけて新年度が始まります。日本の春休みにあたる3月下旬〜4月上旬は、現地の小学校は学期の途中です。
マレーシアのインターナショナルスクールは、学校によって学年暦の区切りが違います。3月下旬に通常授業がある学校もあれば、休みに入る学校もあるため、受け入れ可能な週は学校ごとの確認が必要です。
いずれにしても春休みは、「現地の子の中に入る」形の短期留学が成立しやすい、数少ない時期です。
ただし、春休みには弱点もあります
- 日数が短い——夏休みのように3週間4週間は取れません。
- 日本側の予定と競合する——修了式、新学年の準備、進級の手続きが重なります。
- 枠が早く埋まる——短い期間に希望が集中するため、秋のうちから動く必要があります。
それでも春休みを選ぶ価値があるのは、「現地校が開いている」という条件を、日本の休みのまま満たせる数少ない時期だからです。
春休みの国ごとの選び方は春休みの親子留学ガイド——3カ国の選び方、国の絞り込み手順は親子留学の国はどう選ぶ?で扱っています。
参考:aini海外短期留学(2027年春)の流れと費用
ここまでの手順を、実際の申し込みに当てはめるとどうなるか。参考として、私たちのプログラムの内容を掲載します。
お申込みから出発までの流れ
- 無料オンライン説明会(個別)に参加する
- 事前確認シートを提出する
- 国と学校(都市)を決める
- お申込み。入学手続きは代行します
- 受け入れ確定後、航空券と滞在先はご家庭で手配いただきます
- 渡航前のオンライン顔合わせを経て、ご出発
費用(お子さま1名・2027年春)
- 基本料金:11万円(税込)——現地校の受け入れ枠の確保、入学手続きの代行、渡航前ガイド
- 学費(現地校の学費・入学金)は別途——ニュージーランド 約10〜20万円/マレーシア 約5〜10万円(1〜2週間)
- 現地在住日本人によるサポートはオプション——ニュージーランド 16.5万円/マレーシア 15万円(税込・家族1組)
総額の目安は、ニュージーランドが約21〜31万円(オプションを利用する場合は約37.5〜47.5万円)、マレーシアが約16〜21万円(同 約31〜36万円)です。
期間は1〜2週間。ニュージーランドはダニーデンが1週間から、オークランドとクライストチャーチが2週間からとなります。
スイスは内容が異なり、3〜7日間でモンテッソーリ・デイキャンプ(2〜5歳+保護者)が25万円〜、スイス人家庭での滞在(3泊4日)が35万円、スキー&スノボキャンプが50万円〜です。
パッケージツアーではないため、渡航と滞在はご家庭で手配いただく形です。この記事の逆算スケジュールが必要になるのは、そのためです。
オプションの現地サポートで行うこと
利用される場合の内容は、次の5つです。
- 渡航前のオンライン顔合わせ(1回・30分程度)
- 到着時の合流・現地オリエンテーション(1回・空港にて合流)
- 周辺環境のご案内・買い物への同行(1回・約1〜2時間)
- 学校登校初日の同行(1回・約1〜2時間)
- 滞在中のご相談への対応(メール・LINE、現地時間の平日9:00〜18:00、返答は原則24時間以内)
お申込み前の事前確認について
お申込みの前に「事前確認シート」をご提出いただきます。
内容と現地校からの回答をもとに主催者が個別に確認し、難しいと判断した場合はお断り、または出発前に中止とさせていただきます(その場合、プログラム費は全額返金します)。
学校生活で常時の付き添いや個別の支援が必要な場合、投薬の管理や医療的ケアを保護者以外が行う必要がある場合、現地校が受け入れ不可と判断した場合は、ご参加いただけません。
なぜ現地の通常校への短期入学ができるのか
海外現地で長年子育てをしてきた保護者など、日本最大級の海外在住日本人プラットフォームを運営しているロコタビだから、一般の留学エージェントやネット情報では見つけられない、現地の人だからこそ知る「質が高く環境の良い学校」を独自に開拓できました。
国ごとの詳細はこちらから確認できます。
費用の一覧は料金ページにまとめています。
よくある質問
A. 前年の11月から12月ごろまでに申し込みを済ませておくと、無理なく準備が進みます。現地校の受け入れ枠には限りがあり先着順のため、行きたい時期が決まっている場合は、秋のうちに相談だけでも始めておくと候補が残りやすくなります。
A. 1週間で英語が話せるようになる子はいません。短期滞在で変わるのは英語力そのものではなく、英語を使う理由のほうです。日数が取りづらい場合、ニュージーランドのダニーデンは1週間から参加できます。オークランドとクライストチャーチは2週間からです。
A. 出発の3か月前に着手すれば十分間に合います。12歳未満のお子さんは5年間有効の旅券のみの申請となり、受け取りは本人が窓口へ行く必要があります。すでにお持ちの場合も、渡航先ごとに必要な残存有効期間の条件が違うため、今日のうちに有効期限を確認しておくと安心です。
A. 半年通っても会話ができるようにはならないため、短期留学のために急いで通い始める必要はありません。それよりも、教室で困ったときに使う短い言い回しを10個ほど、場面とセットで覚えていくほうが現地で役に立ちます。