成田から毎日飛ぶ——行き方と「移動日」の組み方
短期留学の日程で地味に効いてくるのは、料金ではなく移動日を何曜日に置けるかです。
平日に移動日が入ると、せっかく確保した授業日が削られます。
週3便の路線だと「その曜日に合わせて全体を組む」必要がありますが、オークランドにはその制約がありません。
公表されている成田〜オークランドのスケジュール
ニュージーランド航空は成田〜オークランドの直行便を毎日運航しており、曜日によってはもう1便加わります。公表スケジュールは次のとおりです。
- 往路 NZ98(毎日):成田 18:30 発 → オークランド 翌 9:00 着(2027年3月27日まで)/3月28日以降は 20:00 発 → 翌 10:25 着
- 復路 NZ99(毎日):オークランド 10:05 発 → 成田 17:00 着(3月27日まで)/3月28日〜4月3日は 11:15 発 → 18:15 着
- 加えて NZ94/NZ95 が週3〜4便(時期により曜日が変わります)
- 機材:ボーイング787-9
「夜発・翌朝着」を活かすと、2週間がきれいに収まる
オークランドは最短2週間からのご案内です。往路が夜発・翌朝着なので、こう組めます。
- 往路は土曜の夜発。成田を18:30に出ると、現地には日曜の朝9:00に着きます。日曜1日を時差の調整と買い物にあてて、月曜から登校できます。
- 復路は土曜の午前発。金曜まで登校して、土曜の午前便で帰ると、日本着はその日の夕方です。
この形なら、2週間のうち平日10日すべてを授業日にあてられます。
毎日便なので、ご家庭の都合で1日前後にずらすこともできます。
なお日本の小学校は3月下旬まで授業があるため、2週間の日程だと日本側を数日休む形になるご家庭もあります。
その考え方は「学校を休ませずに留学する方法」で整理しています。
オークランドはどんな街か——「広い」ことをどう扱うか
オークランドは都市圏の人口が2025年6月時点の推計で約154万7,200人。ニュージーランド最大の都市で、2位のクライストチャーチ(約40万7,800人)の3倍以上の規模です。
二つの海に挟まれた地形に、火山丘が点々と残る街です。マウント・イーデンのような丘に登ると、街全体と両側の海が一度に見えます。
ただ、親子で2週間だけ暮らす目線で一番大事なのは、観光の話ではありません。
街が広く、エリアによって生活の感じがかなり違うということです。
決める順番を間違えない——「学校→滞在先」であって、逆ではない
オークランドで失敗しやすいのが、先に滞在先を決めてしまうことです。
宿だけで選ぶと、学校が決まった時点で「毎朝、渋滞する幹線道路を横断して30〜40分」という形になりかねません。
大人なら我慢できますが、小学生が毎朝それをやると、教室に着く前に消耗します。
順番はシンプルです。①受け入れ校を決める →②その学校から近い範囲で滞在先を探す。この順にするだけで、2週間の生活の質が変わります。
滞在先を見るときのチェック項目です。
- 学校まで徒歩圏か、公共交通で乗り換えなしか。朝のラッシュ時間帯で考えます。
- スーパーが歩いて行ける距離にあるか。自炊の比率が上がると食費が大きく変わります。
- コインランドリーまたは洗濯機があるか。2週間だと必ず必要になります。
- 週末に出かける先へ向かいやすいか。土日に動けると、2週間の満足度が上がります。
滞在先の種類ごとの向き不向きは「親子留学の滞在先の選び方」にまとめています。
「うちの日程と予算だと、どの都市・どのエリアがいい?」を説明会で直接聞けます
無料オンライン説明会を見てみる現地の公立小に「短期で」通う仕組み
短期留学で最初に確認すべきことは、学校名でも料金でもありません。
行く週に、その学校が通常授業をしているかです。
休暇中の特設プログラムでは、現地の子どもは教室にいません。「海外で学ぶ」ことはできても、「現地の子と肩を並べて通う」体験とは別物になります。
2027年のニュージーランドの学期
ニュージーランドの学校年度は南半球の暦に沿っていて、1月下旬〜2月初めに始まります。公立校の2027年の日程は次のとおりです。
- Term 1(1学期):2027年1月28日(木)〜2月3日(水)のあいだに開始 → 4月9日(金)終了
- 秋休み:4月10日(土)〜4月26日(月)
- Term 2(2学期):2027年4月27日(火)〜7月2日(金)
開始日は学校ごとに幅がありますが、終了日は全国共通です。
つまり日本の春休み(3月下旬〜4月上旬)は、まるごとTerm 1の中に入ります。
北半球の国では、日本の長期休みは現地も休みのことが多く、通いたくても通常授業そのものがありません。ニュージーランドが日本の春休みの短期留学先として成立するのは、この暦のずれがあるからです。
「どの学校でも受け入れてくれる」わけではない——自分で確認する方法
ここは誤解が多いところなので、仕組みから書きます。
ニュージーランドには、留学生のケアについて国が定めた規範(Code of Practice)があり、NZQA(ニュージーランド資格庁)が運用を監督しています。
そしてこの規範に署名した学校だけが、留学生を受け入れられます。
署名校には、たとえば次のような義務があります。
- 滞在・学習中の安全とウェルビーイングを確保すること
- オリエンテーションを行い、生活に慣れるまで支えること
- 契約前に、見込まれる学習成果と権利・責任を家庭に説明すること
署名しているかどうかは、NZQAの「Find Education Organisations」検索で誰でも調べられます。
気になる学校名が出てきたら、ここで一度確認しておくと安心です。
そのうえで、1〜2週間だけの受け入れを行うかは学校ごとの判断です。署名校であっても短期の窓口を持たない学校は少なくありません。「ニュージーランドなら必ず現地校に入れる」とも、「どこも受け入れない」とも言えない——というのが正確なところです。
実際の教室で何が起きるかは「NZの公立小学校に短期入学した子どもの1日」で詳しく書いています。
3都市のどれを選ぶか——判断軸は「期間」「移動」「街の規模」
都市選びは好みより先に、取れる日数と移動の負担で絞れます。aini海外短期留学が扱う3都市は次のように性格が分かれます。
- オークランド(北島)/最短2週間から。都市圏約154万人。成田からの直行便が毎日あり、日程の自由度が最も高い。
- クライストチャーチ(南島)/最短2週間から。都市圏約41万人。2026年11月以降は成田直行便の設定があり(火・木・土の週3便)、南島に乗り継ぎなしで入れる。
- ダニーデン(南島)/最短1週間から受け入れ可能な学校が多い。都市圏約10万人の学園都市。日本からは乗り継ぎが1回入る。
- 取れる日数は1週間か、2週間以上か。1週間しか取れないなら、まずダニーデンが現実的な候補になります。
- 移動の自由度をどこまで求めるか。出発日を曜日に縛られたくない、乗り継ぎを入れたくない——ならオークランドです。
- 街の規模の好み。大きな街の便利さか、小さな街の目が届く感じか。
各都市の詳細は「クライストチャーチ親子留学ガイド」「ダニーデン親子留学ガイド」もあわせてご覧ください。
3〜4月の気候と、持っていく服
日本の春休みは、オークランドでは初秋にあたります。1991〜2020年の平均値はこうです。
- 3月:平均最高 22.6℃ / 平均最低 15.5℃ / 日平均 19.0℃ / 降水 約85mm・8日
- 4月:平均最高 19.9℃ / 平均最低 13.1℃ / 日平均 16.5℃ / 降水 約100mm・11日
南島のクライストチャーチ(3月の平均最低9.5℃)と比べると、朝晩の冷え込みが5〜6℃ぶん小さいのがオークランドです。
厚手の防寒を持たなくて済むので、親子分の荷物はその分軽くなります。
代わりに気をつけるのは雨です。4月は降水日数が11日前後あり、「晴れていたのに急に降る」日があります。
持ち物の考え方はこうなります。
- 薄手の長袖+羽織るもの。日中は半袖でいける日もあるので、脱いでカバンに入るものを選びます。
- 傘よりレインジャケット。風があるので、子どもが自分で対処できるのはフード付きの上着です。
- 帽子は必須。ニュージーランドは紫外線が強く、学校で帽子着用のルールがあるのが一般的です。
- 歩きやすい靴。学校への往復に加えて、週末に丘や海辺を歩く機会が多くなります。
制服や上履き、持ち物の細かい指定は学校によって違うので、受け入れ校が決まった段階で確認するのが確実です。
費用の総額をどう見積もるか——オークランドの場合
費用で迷うのは金額の高低ではなく、「結局いくら持っていけばいいのか分からない」という点だと思います。
総額は、性質の違う3つを分けて積むと見通しが立ちます。
① 学校に関わる費用
事業者に支払う手続き費用と、現地校に支払う学費は別物です。見積もりでは必ず2行に分けて書きます。「全部込みでいくら」と書かれた数字は、どちらが入っているのか必ず確認してください。
② 渡航と滞在の実費
航空券(親子の人数分)、宿泊、食費、現地での移動、海外旅行保険。ここが総額の半分以上を占めることが多く、時期で大きく動きます。
オークランドは便数が多いので、同じ週でも便によって航空券の価格差が出ます。毎日便と追加便を並べて比べられるのは、オークランドの実務的な利点です。宿泊も選択肢の幅が広いぶん、エリアを絞ってから相場を見るのが早道です。
③ 予備費
為替の変動、現地での急な出費、帰りの荷物が増える分。総額の1〜2割を別に見ておくと、現地で選択肢を狭めずに済みます。
費用の積み方そのものは「親子留学の費用——本当の総額の見積もり方」で、見積書のフォーマットまで含めて解説しています。
参考:aini海外短期留学のオークランド(2027年春の実例)
ここまでが、どの事業者を選ぶ場合にも共通する考え方です。具体例として、私たちのプログラムの数字を挙げておきます(2027年春休みプログラム・税込)。
- 基本料金:11万円/お子さま1名。現地公立小学校の受け入れ枠の確保、入学手続きの代行、渡航前ガイドの提供、個別説明会・申込前の相談。
- 現地校の学費・入学金:別途。目安は約10〜20万円(1〜2週間、1NZドル≒93円換算・為替で変動)。
- 現地在住日本人によるサポート:オプション 16.5万円/家族1組。渡航前のオンライン顔合わせ、空港での合流と現地オリエンテーション、周辺案内や買い物への同行、登校初日の同行、滞在中のメール・LINE相談(現地平日9:00〜18:00、原則24時間以内に返答)。
プログラム費の合計は、お子さま1名・1〜2週間で約21〜31万円。オプションを含める場合は約37.5〜47.5万円です。
対象は5歳〜小学生。オークランドは最短2週間からで、少人数制・先着順です。なお入学手続きは、SIEBA(ニュージーランド学校国際教育ビジネス協会)の提携エージェントとして対応しています。
プログラムの詳細・3都市の比較・日程はニュージーランド親子留学のページにまとめています。
なお、学校生活で常時の付き添いや個別の支援が必要な場合、保護者以外の第三者が投薬管理や医療的ケアを行う必要がある場合、現地校が受け入れ不可と判断した場合は、参加をお断りすることがあります。その場合、お支払い済みのプログラム費は全額返金します。
なお、お申込み前に「事前確認シート」をご提出いただきます。
内容や現地校からの回答をもとに主催者が個別に確認し、難しい場合はお断り、または出発前に中止(プログラム費は全額返金)となります。
よくある質問
A. はい。ニュージーランド航空が成田〜オークランドの直行便を毎日運航しており、曜日によってはもう1便加わります。公表スケジュールでは、成田発NZ98が2027年3月27日までは18:30発・翌9:00着、3月28日以降は20:00発・翌10:25着。オークランド発NZ99は3月27日までが10:05発・17:00着、3月28日から4月3日は11:15発・18:15着です。時刻は時期によって変わるため、予約時には必ず航空会社の最新情報をご確認ください。
A. オークランドは最短2週間からのご案内です。クライストチャーチも2週間から、南島のダニーデンは最短1週間から受け入れ可能な学校が多くなっています。短期の受け入れ可否は学校ごとの判断になるため、ご希望の期間は説明会でご相談ください。
A. いいえ。ニュージーランドで留学生を受け入れられるのは、国際生のケアに関する規範(Code of Practice)に署名した学校だけで、NZQAが運用を監督しています。署名の有無はNZQAのFind Education Organisations検索で誰でも確認できます。そのうえで、1〜2週間だけの受け入れを行うかは学校ごとの判断です。
A. はい。2027年のTerm 1は4月9日(金)に終わる日程が公表されており、日本の春休みはこの学期の中に入ります。休暇中の特設プログラムではなく、現地の子どもたちが毎日通っている教室に入ることができます。
A. 英語に自信がなくてもご参加いただけます。オプションの現地在住日本人によるサポートを付けると、空港での合流、登校初日の同行、滞在中の相談を日本語で行えます。学校とのやり取りも日本語で相談できます。
A. ニュージーランドのプログラムは5歳〜小学生が対象です。2〜6歳の未就学のお子さん向けには親子プログラムを3カ国でご用意しています。
A. ニュージーランドは治安が良い国とされています。日本との時差は3時間(サマータイム期間は4時間)で、日本の家族と連絡を取りやすい時差です。