1〜2週間なら、キッチンと洗濯機から逆算する
親子の短期留学は旅行と似ているようで、滞在先に求めるものが違います。
お子さまが毎日学校へ通う滞在では、朝と夜に生活が発生するからです。
判断の軸は2つです。
洗濯ができるかと、子どもが食べられるものを確保できるか。この2点が、1〜2週間の滞在の体感をいちばん左右します。
| ホテル | 到着してすぐ使えて、掃除も入ります。短い滞在に向いています。 一方、洗濯は有料ランドリーか手洗いになり、食事は外食が続きます。 |
|---|---|
| コンドミニアム アパートメントホテル | キッチンと洗濯機があることが多く、朝食を部屋で済ませられます。 一方、掃除が入らない、受付の対応時間が短い、といった制約が出ます。 |
| ホームステイ | 生活そのものを体験できます。現地の家庭の過ごし方がそのまま見えます。 一方、親子での短期受け入れは限られ、食事や入浴の時間を先方に合わせる場面が増えます。 |
なぜ洗濯がそこまで効くのか
お子さまが学校へ通うと、1日に1〜2回は着替えが出ます。
体育のある日、暑い地域、食べこぼし——理由はいくらでもあります。
7泊ぶんの衣類をすべて持っていく解き方もありますが、親子2人ぶんとなると荷物がひとつ増えます。
洗濯機があれば持ち物は3〜4日ぶんで足り、スーツケースが小さくなるぶん往復の移動も楽になります。
日数で性格が変わる
- 3〜4泊:ホテルで十分です。洗濯は手洗いでしのげる範囲です。
- 5〜7泊:分かれ目です。外食が続くことを許容できるかで決まります。
- 8泊以上:キッチンと洗濯機のある滞在先を強くおすすめします。ここを外すと、滞在の後半に疲れが出ます。
なお、滞在先を1か所にまとめる必要はありません。
到着直後の1〜2泊だけ空港に近いホテルを取り、学校が始まってから通学圏へ移る組み方もできます。
決める順番——学校が決まってから、朝の移動で絞る
滞在先から探し始める方が多いのですが、順番を逆にすると、あとで動かしにくくなります。
学校の受け入れは日程と結びついているため、先に固めるべきは学校のほうです。
- 時期と日数を決める。日本の長期休みと現地校の学期の重なりを先に確認します。
- 学校と都市を決める。ここで通学先が確定します。
- 朝の時間帯の移動時間で、エリアを絞る。日中ではなく朝で測ります。
- そのエリアの中で、滞在先のタイプと条件を選ぶ。
「車で15分」をそのまま信じない
地図アプリの所要時間は、多くの場合いま現在の交通状況です。平日の朝8時は別の数字になります。
候補が絞れたら、出発時刻を平日の朝に設定して測り直してください。15分が35分になることがあります。
片道20分の差は、1日40分、10日で約7時間です。
お子さまの起床時刻がそのぶん早くなる、と考えると判断しやすくなります。
「学校が決まらないと滞在先も決められない」——その順番のご相談も説明会で承っています
無料オンライン説明会を見てみる予約前に確認する8項目
写真と説明文だけではわからない点があります。
予約前のメッセージで次の8つを聞いておくと、取りこぼしが減ります。
- 洗濯機は部屋の中ですか、建物の共用ですか。共用の場合、利用時間と料金もあわせて確認します。
- キッチンで火は使えますか。電子レンジと湯沸かしだけ、という部屋もあります。
- チェックインは何時からですか。到着便が早朝や深夜だと、部屋へ入れない時間が生まれます。荷物を預かってもらえるかも聞いておきます。
- 宿泊人数に、子どもの添い寝は含まれますか。年齢によって数え方が変わる施設があります。
- ベッドの構成を教えてください。ダブル1台なのか、シングル2台なのかで寝やすさが変わります。
- Wi-Fi は部屋の中で使えますか。共用部のみ、という場合があります。保護者が仕事をされる場合は重要です。
- キャンセルはいつまで無料ですか。学校の日程が確定する前に押さえるなら、ここは必ず確認します。
- 最寄りのスーパー・薬局まで、歩いて何分ですか。徒歩圏にあるかどうかで、滞在中の動きやすさが変わります。
写真に写らないことの聞き方
「静かですか」と聞いても、あまり役に立つ答えは返ってきません。
代わりに、事実を答えられる形にして聞きます。
- 「部屋は何階ですか。道路に面していますか」
- 「建物にエレベーターはありますか」——スーツケースを持って上がる階段は、1〜2週間続くと負担になります。
答えが具体的に返ってくるか、返答が早いか。
これ自体が、滞在中に何か困ったときの対応の早さを示す材料になります。
滞在費をどう見積もるか——相場を探すより、実際の日付で引く
「1泊いくらが相場ですか」とよくご質問をいただきます。
ただ、滞在先の種類・都市・時期で幅が大きいため、一律の目安はお伝えしていません。
代わりに確かなやり方があります。実際の日付と人数を入れて、3件ぶん見積もりを引き当てることです。
- 渡航の候補日程を1つ決めます(仮でかまいません)。
- その日付・親子の人数で、候補エリアの滞在先を3件調べます。
- 3件の1泊あたりの金額を並べ、真ん中の数字に泊数を掛けます。
- そこに、食費・現地での移動・通信(SIMなど)を足します。
この4ステップで、滞在にかかる金額の形が見えます。平均の相場を探すより早く、正確です。
プログラム費と足して、総額で比べる
滞在費だけを見ても、行けるかどうかの判断はできません。
プログラム費・学費・航空券・滞在費・保険を合わせた総額で見る必要があります。
総額の組み立て方は、親子留学の費用——本当の総額の見積もり方に手順としてまとめています。
先にそちらを読んでから滞在先を調べると、予算の上限が決まっているぶん、候補を絞りやすくなります。
国で変わる条件——マレーシア・ニュージーランド・スイス
滞在先の選び方そのものは共通ですが、効いてくる条件は国で変わります。
aini の3カ国について、滞在に関わる部分だけ整理します。
マレーシア(ジョホールバル)
- 現地のインターナショナルスクールに1〜2週間、体験入学する形です。対象は小学1〜6年生のお子さまと保護者の方です。
- 日本との時差は1時間です。保護者が日本の時間に合わせて仕事をされる場合、滞在先に仕事のできる環境があるかが効いてきます。
- 2027年春(3〜4月)のスプリングスクールを募集しています。
ニュージーランド
- 現地の公立小学校へ入学する形です。対象は5歳〜小学生です。
- 都市はダニーデン・オークランド・クライストチャーチの3つ。ダニーデンは1週間〜、オークランドとクライストチャーチは2週間〜の受け入れが多くなっています。この日数の違いが、滞在先の選び方をそのまま変えます。
- 2週間以上になるため、オークランドとクライストチャーチでは、キッチンと洗濯機のある滞在先がほぼ前提になります。
- 時差は3時間(サマータイム時は4時間)です。滞在はご自身でのお手配となります。
スイス
- プランによって期間が短く、滞在の考え方も変わります。
- スイス人家庭に滞在&交流(幼稚園〜小学生の親子・3泊4日・1組35万円)と、モンテッソーリ・デイキャンプ(2〜5歳と保護者・3日/5日/7日・1組25万円〜)があります。
- 家庭滞在の形に関心がある場合も、ホームステイやプランの追加はオプションの扱いです。日程と条件は説明会でご確認ください。
参考:aini のプログラムで宿泊が「含まれない」理由と、その活かし方
ここまでが、滞在先をご自身で決めるための話です。
最後に、aini のプログラムの立て付けをお伝えします。
費用の内訳
| 基本料金 | 11万円(税込)/お子さま1名 現地校の受け入れ枠の確保・入学手続きの代行・渡航前ガイド |
|---|---|
| 学費(別途) | ニュージーランド 約10〜20万円/マレーシア 約5〜10万円(いずれも1〜2週間) 現地校の学費・入学金です。基本料金には入りません。 |
| 現地サポート | ニュージーランド 16.5万円/マレーシア 15万円(税込・家族1組) オプションです。付けないご家庭もあります。 |
プログラム側の合計は、マレーシアで約16〜21万円、ニュージーランドで約21〜31万円が目安です(オプションを付ける場合は、約31〜36万円/約37.5〜47.5万円)。
含まれないもの:往復航空券(親子分)、宿泊費・食事などの生活費、海外旅行保険、現地での交通費・移動手配。
これらはご家庭でのお手配となります。パッケージツアーとしての販売は行っていません。
なぜ宿泊を組み込まないのか
滞在先に求めるものが、ご家庭によってまったく違うからです。
学校の近さを最優先する方、予算を抑えたい方、通信環境を重視する方——どれも正解です。
一律に組み込むと、選べる幅がなくなります。
学校が決まってから条件に合わせてご家庭が選ぶほうが、納得感が高くなります。
正直に申し上げると、ご自身で手配する手間は発生します。
この記事の8項目は、その手間をできるだけ軽くするために書きました。
現地在住日本人によるサポートについて
オプションです。必須ではありません。
内容は、渡航前オンライン顔合わせ(1回・30分程度)/到着時の合流・現地オリエンテーション(1回・空港にて合流)/周辺環境のご案内・買い物への同行(1回・約1〜2時間)/学校登校初日の同行(1回・約1〜2時間)/滞在中のご相談への対応(メール・LINE、現地時間の平日9:00〜18:00、返答は原則24時間以内)です。
なぜ現地の通常校に短期で通えるのか
海外現地で長年子育てをしてきた保護者など、日本最大級の海外在住日本人プラットフォームを運営しているロコタビだからこそ、一般の留学エージェントやネット情報では見つけられない、現地の人だからこそ知る「質が高く環境の良い学校」を独自に開拓できました。
なお、お申込み前に「事前確認シート」をご提出いただきます。
内容や現地校からの回答をもとに主催者が個別に確認し、難しい場合はお断り、または出発前に中止(プログラム費は全額返金)となります。
国ごとのプログラムはこちらから確認できます。
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- 親子短期留学 完全ガイド【2027年版】:全体像を先につかみたい方へ。
- コラム一覧:準備・費用・国選びの記事をまとめています。
よくある質問
A. 滞在日数で変わります。
3〜4泊ならホテルで十分です。7泊を超える場合は、キッチンと洗濯機のあるコンドミニアムやアパートメントホテルのほうが、毎日の洗濯と食事の負担が小さくなります。
毎日学校へ通う滞在では、洗濯の回数が想像より多くなる点が分かれ目です。
A. 学校が先です。
滞在先を先に押さえると、通う学校が離れていた場合に朝の移動が毎日効いてきます。学校の受け入れ枠は日程と結びついているため、先に固めたほうが安全です。
学校が決まってから、朝の時間帯の所要時間で滞在先の候補を絞ってください。
A. 含まれていません。
往復航空券(親子分)、宿泊費・食事などの生活費、海外旅行保険、現地での交通費・移動手配は、ご家庭でのお手配となります。パッケージツアーとしての販売は行っていません。
そのぶん、学校が決まってから、通いやすさとご予算に合わせて滞在先を選んでいただけます。
A. 滞在先の種類・都市・時期で大きく変わるため、一律の目安をお伝えすることはしていません。
実際の日付・人数で3件ほど見積もりを引き当て、1泊あたりの金額に泊数を掛けるのが確かです。あわせて食費・現地での移動・通信を足すと、総額の形が見えます。
プログラム費を含めた総額の考え方は、費用のコラムにまとめています。