「冬休みに行けるか」は、現地校の学校暦で決まる
時期を考えるとき、多くの方は日本側のカレンダーから入ります。
学校を休ませずに行けるのは春休み・夏休み・冬休みの3つ——という発想です。
ところが現地校に通う形では、決定権は日本側にありません。
その学校が、その週に開いているかで決まります。
ニュージーランドは、12〜1月が学年末の長期休暇
ニュージーランドは南半球にあり、学年の区切りが日本と逆です。
1年を4つのTermに分け、1月下旬〜2月初めに新学年が始まり、12月中旬に終わります。
公表されている学期日程は、おおむね次のとおりです。
- 2026年 Term 4:10月12日ごろ開始 〜 12月中旬で終了
- 2027年 Term 1:1月下旬〜2月初めに開始 〜 4月9日まで
つまり12月中旬から1月下旬までの約6週間が、学年末の長期休暇。
日本の冬休みは、この6週間のちょうど真ん中にあたります。
学校が閉まっている期間に「通常の授業に入る」ことはできません。
手配の難しさではなく、カレンダーの構造です。
マレーシアも、12月中旬〜1月上旬に切れ目が入ることがある
マレーシアのインターナショナルスクールは、8月〜9月に学年が始まる学校が多くあります。
区切りは学校によって違いますが、公表されている例では12月中旬から1月上旬までを休みとし、1月上旬に次の学期が始まる日程になっていました。
こちらも、日本の冬休みと重なります。
マレーシアは「常夏だから年中通える」と思われがちですが、気候と学校暦は別の話です。
日本の冬休みそのものも、実は短い
日本側の日数も見ておきます。
- 小学校の冬休みは、多くの地域で2週間程度
- そのうち年末年始が数日を占めるため、平日として使えるのは実質1週間前後
- 往復の移動日を引くと、現地で過ごせるのは5日前後になることが多い
- 年末年始は、往復航空券が年間で最も高い時期のひとつ
日数が短く、費用が高く、学校が閉まっている。
情報が少ないのは、この3つが重なっているからです。
冬休みに成立しやすい、3つの型
では冬休みにできることは何もないのか——そうではありません。
「現地校の通常授業」をいったん外すと、選択肢が3つ見えてきます。
型1:アクティビティ中心のキャンプ(スキー・スノーボードなど)
冬の季節性を前提に組まれているため、冬休みと時期が合いやすい型です。
授業ではなく、スポーツや制作などの活動が中心です。
言葉は活動の中で使う形になるため、英語に自信がないお子さんでも入りやすい面があります。
向くのは、英語の学習成果より「海外で過ごした経験そのもの」を優先したいご家庭です。
型2:休暇中に開かれる短期プログラム(いわゆるウインタースクール)
日本語で「ウインタースクール」「スプリングスクール」と検索して出てくるものには、2種類が混ざっています。
- 休暇中の短期プログラム——英語のデイキャンプやアクティビティ中心のキャンプ。参加者は休暇中の子どもが中心
- 現地校への短期入学——現地の子どもが通う通常の授業に、期間を限って入る形
どちらが良い・悪いという話ではありません。
ただ教室の中身はかなり違います。
前者は「休みの日に集まった子どもたち」の場、後者は「毎日その教室で学ぶ子どもたち」の中に入る場です。
見分け方は「海外サマーキャンプが「ほぼ日本人」になりやすい理由」に書いています。
型3:翌年に向けた下見として使う
3つめは、参加ではなく偵察として使う型です。
翌年以降に現地校への短期入学を考えているなら、先に親子で現地を見ておく価値があります。
- 家からその街までの実際の移動時間と乗り継ぎの感覚
- 滞在候補エリアの治安・買い物・交通の様子
- 学校の周辺環境と通学路の距離感
冬休みは学校が閉まっているため授業の見学は難しいですが、「街を見ておく」だけで翌年の判断材料は大きく増えます。
「この週に現地校が開いているか」「うちの学年だとどの国が合うか」といったご相談も多いです
無料オンライン説明会を見てみる現地校の通常授業を狙うなら、春休みがいちばん重なる
必要なのは、日本の小学校が休みで、現地校が通常の授業をしている週。
この条件を満たす長期休みは、実はほとんどありません。
春休みは、現地校の学期の「中」に入る
学期日程を、日本の春休み(3月下旬〜4月上旬)と重ねてみます。
- ニュージーランド:2027年 Term 1 は1月下旬〜2月初め開始、4月9日まで。日本の春休みは学期の中
- マレーシア:1月上旬から4月上旬を学期に充てる学校があり、こちらも学期の中
夏休み(7〜8月)は、ニュージーランドで7月にTerm間の休暇が入り、マレーシアも学年の切れ目にあたる学校が多くなります。
冬休みほどではないものの、重なりが出やすい時期です。
つまり春休みは、構造的に「現地校が開いている」唯一に近い長期休みです。
準備の時間も、春休みのほうが取れる
現地校への短期入学には、受け入れ枠の確保と入学手続きが必要です。
今が10月なら、冬休みまでは2か月ほど、春休みまでは5か月ほど。
航空券も、年末年始を避けられる分だけ選びやすくなります。
逆算の進め方は「2027年の春休みはいつから?」、国の選び方は「親子留学の国はどう選ぶ?」にまとめました。
参考:aini海外短期留学の3カ国(2027年春の実例)
ここまでの考え方を、実際の料金と日程に当てはめた例です。
マレーシア(ジョホールバル/現地インターナショナルスクール)
- 対象:小学1〜6年生のお子さまと保護者(未就学は4歳〜の別プログラム)
- 期間:1〜2週間 / 時差:1時間
- 時期:2027年 春休み(3〜4月)。春休み・夏休みなどの長期休みを中心に、年間を通してご相談を受付中
- 基本料金 11万円(税込・お子さま1名)+現地校の学費の目安 約5〜10万円
- 現地在住日本人によるサポート(オプション)15万円(税込・家族1組)
語学学校ではなく、現地の子どもが通うインター校に入る形です。
マレーシアのプログラムページをご覧ください。
ニュージーランド(現地の公立小学校/3都市)
- 対象:5歳〜小学生のお子さまと保護者
- 期間:ダニーデンは最短1週間、オークランドとクライストチャーチは最短2週間から / 時差:3時間(サマータイム時は4時間)
- 時期:2027年 春休み(3〜4月)
- 基本料金 11万円(税込・お子さま1名)+現地校の学費の目安 約10〜20万円
- 現地在住日本人によるサポート(オプション)16.5万円(税込・家族1組)
入学手続きは、SIEBA提携の公式エージェントとして対応しています。
ニュージーランドのプログラムページをご覧ください。
スイス(名門校見学・モンテッソーリ・スキーキャンプ)
冬の季節性がある型を探すなら、スキー&スノボキャンプがあります。
- スキー&スノボキャンプ:5〜15歳(お子さまのみの参加)、3日または7日間、50万円〜
- モンテッソーリ・デイキャンプ:2〜5歳+保護者、3日/5日/7日間、25万円〜
- スイス人家庭に滞在&交流:幼稚園〜小学生の親子、3泊4日、35万円
スイスは現地校への入学ではなく、プログラム参加費という形です。
開催時期と詳細は無料オンライン説明会でご案内しています。
スイスのプログラムページをご覧ください。
含まれないもの(3カ国共通)
往復航空券(親子分)、宿泊費・食事などの生活費、海外旅行保険、現地での交通費・移動手配は含まれません。
パッケージツアーではないため、ご家庭で手配いただく形になります。
総額の組み立て方は「親子留学の費用はいくら?」で紹介しています。
なぜ現地の通常校に短期で入れるのか
海外現地で長年子育てをしてきた保護者など、日本最大級の海外在住日本人プラットフォームを運営しているロコタビだからこそ、一般の留学エージェントやネット情報では見つけられない、現地の人だからこそ知る「質が高く環境の良い学校」を独自に開拓できました。
現地の公立小学校への短期の入学は、ほかでも提供されています。
私たちの特徴は、行き先が3カ国あること、現地在住日本人によるサポートをオプションで選べること、そして春休みの日程を明示していることです。
ほかの記事はコラム一覧からご覧ください。
よくある質問
A. 国と学校によって違うため、必ずその学校の学校暦を確認してください。
日本の冬休みは12月下旬から1月上旬にあたり、南半球も北半球も学校の長期休暇と重なりやすい時期です。
ニュージーランドは学年が12月中旬に終わり、次の学年は1月下旬から2月初めに始まります。
マレーシアにも12月中旬から1月上旬に休暇を置く学校があります。
A. 違います。
「ウインタースクール」は休暇中に開かれる短期プログラムを指すことが多く、参加者も休暇中の子どもが中心になります。
現地校への短期入学は、現地の子どもたちが通う通常の授業に期間を限って入る形です。
学校が開いている時期にしか成立しない代わりに、教室の中身は大きく変わります。
A. 日本の春休み(3月下旬から4月上旬)です。
ニュージーランドは2027年のTerm 1が1月下旬から4月9日まで、マレーシアでも1月上旬から4月上旬を学期に充てる学校があり、春休みはその学期の中に入ります。
aini海外短期留学も、2027年は春休み(3〜4月)のプログラムを募集しています。
A. スイスにスキー&スノボキャンプ(5〜15歳・お子さまのみの参加・3日または7日間)があります。
開催時期と詳細は無料オンライン説明会でご案内しています。
マレーシアは1〜2週間のプログラムで、長期休みを中心に年間を通してご相談を受け付けています。
希望の週が決まっている場合は、学校暦とあわせて説明会でご確認ください。