夏休みの親子留学の費用は、「2つの財布」に分けると出せる
親子留学の費用がつかみにくいのは、性質の違うお金がひとまとめに語られているからです。
まず、次の2つに分けてください。
財布①:学校に通うための費用(プログラム側)
お子さんが現地の学校に入るために必要なお金です。
ここは時期で上下しません。
- 基本料金——11万円(税込)/お子さま1名
- 現地校の学費・入学金——別途。1〜2週間の目安で、マレーシアが約5〜10万円、ニュージーランドが約10〜20万円
- 現地在住日本人によるサポート——オプション。マレーシア15万円、ニュージーランド16.5万円(税込・家族1組)
基本料金に含まれるのは、現地校の受け入れ枠の確保、入学手続きの代行、渡航前ガイドの提供です。
財布②:渡航と滞在の費用(ご家庭で手配)
こちらはプログラム料金に含まれません。
パッケージツアーではないので、ご家庭ごとに金額がまったく変わります。
- 日本〜現地の往復航空券(親子分)
- 宿泊費と、食事などの生活費
- 海外旅行保険
- 現地での交通費・移動手配
そして夏休みに高くなるのは、この②だけです。
逆に言えば、①は年間を通して同じなので、先に確定させてしまえます。
残った②を、行く週の実勢で調べる——これが見積もりの全体像です。
夏休みの親子留学が高くなる、3つの理由
「夏は高い」とよく言われますが、理由は3つに分けて考えると対処できます。
理由1:航空券が、年間でいちばん高い時期に重なる
日本の夏休み(7月下旬〜8月)は、お盆をはさんで航空券が最も高くなる時期です。
親子2人分なので、単価の差がそのまま2倍で効いてきます。
ここが総額を動かす最大の要因です。
プログラムの比較より先に、航空券を調べてください。
理由2:滞在が1〜2週間あるので、宿泊の単価差が積み上がる
短期留学は日帰りではありません。
1週間なら6泊、2週間なら13泊が必要です。
繁忙期は宿泊の単価も上がるため、1泊あたりの差が10日分まとめて乗ってきます。
宿泊は「1泊いくら」ではなく「滞在全体でいくら」で見てください。
理由3:現地校が長期休暇に入っている場合がある
これは費用そのものではなく、費用の前提に関わる話です。
学校暦は国や学校ごとに違います。
日本の長期休みと現地校の長期休みが重なる時期は、通常の授業に入る形が組めないことがあります。
その場合に残るのは、短期滞在者向けに別に組まれたプログラムです。
こうしたプログラムは日本からの参加者が中心になりやすく、「英語環境を期待して行ったのに」という結果になりがちです。
見分け方は「海外サマーキャンプが『ほぼ日本人』になりやすい理由」に書きました。
行く週を決める前に、その学校がその週に開いているかを必ず確認してください。
総額の出し方——6行を埋めるだけ
見積もりは、次の6行をメモに書き出すだけで作れます。
上から順に埋めてください。
- 基本料金——11万円(税込・お子さま1名)。きょうだいや保護者の参加分は説明会で確認
- 現地校の学費・入学金——マレーシア約5〜10万円/ニュージーランド約10〜20万円(1〜2週間の目安)
- 現地在住日本人によるサポート——付ける場合のみ。マレーシア15万円/ニュージーランド16.5万円
- 往復航空券——親子分。実際の日付を入れて調べた金額を書く
- 滞在費——宿泊(6泊または13泊)+食費。1日あたりで決めて日数をかける
- 保険・現地交通・予備費——海外旅行保険、現地での移動、そして総額の1割
1〜3がプログラム側、4〜6がご家庭の手配分です。
目安の持ち方としては、料金ページでも、ご家庭で手配する実費をプログラム側の費用と同程度〜2倍程度見込むとご案内しています。
ただしこれは幅の広い目安です。4と5は、必ず実際の日付で調べた数字に置き換えてください。
いちばん確実なのは「2回検索して引き算」
夏休みと春休みの差を知りたいときは、比較記事を読むより速い方法があります。
同じ路線・同じ人数で、3月下旬と8月上旬の2回、航空券を検索してください。
出てきた差額が、そのご家庭にとっての「時期の差」です。
宿泊も同じやり方で2回調べれば、総額の見通しは固まります。
「この週に行けるか」「うちの学年だといくらになるか」といったご相談も多いです
無料オンライン説明会を見てみる夏休みの費用を抑える、5つの手
効き方の大きい順に並べました。
1. 時期をずらす——いちばん効きます
プログラム側の料金は変わらないので、下がるのは航空券と宿泊です。
そして下がり幅がいちばん大きいのが、ここです。
春休みに動かせるご家庭は、それだけで総額が変わります。
春の組み方は「春休みの親子留学ガイド【2027年春】」にまとめています。
日程を学校の長期休みに収める手順は「学校を休ませずに小学生を海外へ」が参考になります。
2. 期間を1週間にするか、2週間にするかを先に決める
学費も宿泊費も、期間に比例して動きます。
「長いほうがいい」ではなく、何を確かめに行くのかで決めてください。
判断の目安は「親子留学は1週間と2週間でどう違う?」に整理しました。
3. 現地在住日本人によるサポートを、必要かどうかで判断する
これはオプションです。
必ず付けるものではありません。
内容は、渡航前のオンライン顔合わせ、到着時の空港での合流と現地オリエンテーション、周辺環境の案内と買い物への同行、登校初日の同行、滞在中の相談対応です。
初めての海外で不安が大きいご家庭、保護者が英語に自信のないご家庭では、ここにお金をかける意味があります。
4. 滞在の形で食費を変える
1〜2週間の滞在では、食費が意外に積み上がります。
キッチンのある滞在先にすると、朝食と夕食の分が下がります。
5. 帯同者の料金を、早い段階で確認する
基本料金はお子さま1名あたりです。
きょうだいが一緒に行く場合や、保護者が2名になる場合は、料金の立て方が変わります。
ここは説明会でご相談いただく形です。
夏休みと春休み、同じ1週間で何が変わるか
変わらないもの
- 基本料金 11万円(税込・お子さま1名)
- 現地校の学費・入学金の目安レンジ
- 現地在住日本人によるサポートの料金(マレーシア15万円/ニュージーランド16.5万円)
- 基本料金に含まれるもの(受け入れ枠の確保、入学手続きの代行、渡航前ガイド)
変わるもの
- 往復航空券——ここが最大の差
- 宿泊費——単価差 × 泊数で効く
- 現地校が開いているか——学校暦によって、通常授業に入れる週が限られる
- 予約の取りやすさ——少人数制・先着順のため、希望の週が埋まる時期が違う
つまり、春と夏の違いは「プログラムの中身」ではなく、渡航条件と学校暦の違いです。
比べるときは、この4つだけ見れば足ります。
なお、2027年は春休み(3〜4月)のスプリングスクールを募集中です。
2026年の春・夏のプログラムはすでに終了しています。
夏の時期についてはご相談を受け付けていますので、希望の週が決まっている場合は、学校暦とあわせてご確認ください。
参考:aini海外短期留学の料金(2027年春の実例)
ここまでの見積もり方を、実際の料金に当てはめた例です。
マレーシア(ジョホールバル/現地インターナショナルスクール)
- 対象:小学1〜6年生のお子さまと保護者(未就学は4歳〜の別プログラム)
- 期間:1〜2週間 / 時差:1時間
- 基本料金 11万円+学費の目安 約5〜10万円 → プログラム側の合計 約16〜21万円
- 現地在住日本人によるサポート(オプション)15万円を付けた場合 → 約31〜36万円
詳しい内容はマレーシアのプログラムページをご覧ください。
ニュージーランド(現地の公立小学校/3都市)
- 対象:5歳〜小学生のお子さまと保護者
- 期間:ダニーデンは最短1週間から、オークランドとクライストチャーチは最短2週間から / 時差:3時間(サマータイム時は4時間)
- 基本料金 11万円+学費の目安 約10〜20万円 → プログラム側の合計 約21〜31万円
- 現地在住日本人によるサポート(オプション)16.5万円を付けた場合 → 約37.5〜47.5万円
詳しい内容はニュージーランドのプログラムページをご覧ください。
スイス(名門校見学・モンテッソーリ・スキーキャンプ)
- 期間3〜7日、対象2〜15歳。約25万円〜
- 家庭滞在&交流(親子)35万円/モンテッソーリ(2〜5歳+保護者)25万円〜/スキー&スノボ(5〜15歳・お子さまのみ)50万円〜
スイスは現地校への入学ではなく、プログラム参加費という形です。
詳しい内容はスイスのプログラムページをご覧ください。
含まれないもの(3カ国共通)
往復航空券(親子分)、宿泊費・食事などの生活費、海外旅行保険、現地での交通費・移動手配は含まれません。
パッケージツアーではないため、ここはご家庭で手配いただく形になります。
国ごとの費用の考え方は「親子留学の費用はいくら?」で、内訳から総額を組み立てる手順を紹介しています。
なぜ現地の通常校に短期で入れるのか
海外現地で長年子育てをしてきた保護者など、日本最大級の海外在住日本人プラットフォームを運営しているロコタビだからこそ、一般の留学エージェントやネット情報では見つけられない、現地の人だからこそ知る「質が高く環境の良い学校」を独自に開拓できました。
現地の公立小学校への短期の入学は、ほかでも提供されています。
私たちの特徴は、行き先が3カ国あること、現地在住日本人によるサポートをオプションで選べること、そして春休みの日程を明示していることです。
ほかの記事はコラム一覧からご覧ください。
よくある質問
A. プログラム側の料金は時期では変わりません。
基本料金11万円(税込・お子さま1名)と現地校の学費の目安は、春でも夏でも同じです。
差が出るのはご家庭で手配する部分で、なかでも往復航空券が最も大きく動きます。
差額を知るいちばん確実な方法は、同じ路線で3月下旬と8月上旬の2回、実際の日付を入れて調べて引き算することです。
A. 含まれません。
往復航空券(親子分)、宿泊費、食事などの生活費、海外旅行保険、現地での交通費・移動手配は、ご家庭で手配いただく形です。
パッケージツアーではなく、現地校に通うための手続きと受け入れ枠の確保を担う形になっています。
そのため、見積もりはプログラム側と自己手配側を分けて作るのが確実です。
A. 国と学校によって違うため、必ずその学校の学校暦を確認してください。
日本の長期休みと現地校の長期休みが重なる時期は、通常の授業に入る形が組めないことがあります。
aini海外短期留学では、2027年は春休み(3〜4月)のスプリングスクールを募集しています。
夏の時期についてはご相談を受け付けていますので、希望の週が決まっている場合は説明会で学校暦とあわせてご確認ください。
A. 料金ページでは、ご家庭で手配する実費について、プログラム側の費用と同程度から2倍程度を見込むとご案内しています。
まずは基本料金11万円と現地校の学費の目安を置き、そのうえで航空券と滞在費を実際の日付で調べて積み上げてください。
最後に総額の1割を予備費として足しておくと、現地で判断に迷いにくくなります。